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はじめまして!  ママの手"ママ"こと 山岸由紀です
 ホームページでご注文を下さる方のほとんどは一体どんな人物がケーキを作っているのかご存じないと思います。そこで・・・
より一層安心(?!)してケーキを食べていただけるように私の素性を少しお話しすることにしました。


*********プロフィール********

196?年1月 京都生まれ 幼い時に大津に移り住む
 賀茂川と琵琶湖の水を飲んで育ちました。

1985年 調理師免許取得

1985-87年 地元のケーキ屋さんで製造を学ぶ

1987年 普通自動車免許取得・・・

1987-91年 羊羹で有名な虎屋にて販売などを経験

1988年結婚 現在滋賀県湖南市在住

1990年 製菓衛生師免許取得

1999年(平成11年11月11日)
 滋賀県湖南市(旧甲西町)にてネットショップ「ママの手」開店

2003年8月
    自宅一部を手づくりで改装したミニショップ開店。 

現在中3と小4(双子)の男の子、3才の女の子  計4人の子供をもつパワフルママです。

ママの手誕生秘話
私がママの手を始める迄のいきさつです
第1話

私の夢はケーキ屋さん

第2話

最高の材料との出合い

第3話

人との出逢い

第4話

完結編

ママの手シフォン 誕生秘話? 第1話

 さて、時代がさかのぼる事 約ウン十年、私がまだ"お嬢ちゃん"と呼ばれていた頃 父が毎月の給料日にケーキのおみやげを買ってきてくれました。
 箱を開けた時の甘い香りと色とりどりに飾られたお菓子を見て"将来はケーキ屋さんになりたい"と強く心に思いました。

 その思いは結婚して子供ができても変わりませんでしたが、毎日の家事と育児の生活の中で、少しずつあきらめかけていたんです。そんな時に、長男の保育園の卒園式で何人かの女の子が「大きくなったらケーキ屋さんになりたいです!」と将来の夢を発表したのを聞いてドキッとしました。"ああ、私もそうだったんだ・・・"と、しぼみかけていた思いが再び膨らみはじめました。
・・・とは言うものの、いきなりお店を構えて・・など、とても無理な話でして、それに新しいパン屋さん、ケーキ屋さんがどんどん増えているこのご時世に、ただフツーのケーキを並べていただけではすぐに消えてしまいます。
何か特徴のある商品を作らなければ、と思いました。そこで.....
プロのケーキ職人さんにはとてもかないませんが、主婦、特にママならではの感性を生かしたケーキを作ってみようと考えました。

 まず思い浮かんだのは、材料の安全性と言うこと。(赤ちゃんの離乳食を作る時に多かれ少なかれこのことを考えるようになったお母さんも多いのでは?)
そしてもう一つは、自分の住んでいる地元で手に入る材料を使うということ。
ここ滋賀県は水も豊富で緑も多く、空気もきれいな所です。そんな環境に恵まれた土地にきっと良い材料があるはずだ、と思いました。運の良いことに、この"安全性"と"地元"と言う2つの課題をかなえてくれる酒&自然食品のお店を家の近くで発見しました。そしてこのお店で出会ったのが"茜ちゃんたまご"と"山田牧場の低温殺菌牛乳"でした。

ママの手シフォン 誕生秘話? 第2話

 地元の自然食品のお店・・・"自然食品、こだわりの一品"と書かれた大きな看板が目をひく、その酒屋さんには"卵"が二種類置かれていました。一つは「地元産の平飼い有精卵、茜(あかね)ちゃん」と書いてありもう一つは京都伏見の方にある私も名前は聞いたことのある卵でした。
 牛乳も地元産の物が二種類ありました。その他ケーキの材料になりそうなものを買い込んで帰ってきて、さてこれらで何を作ろうか。と思った時フッと昔友だちが焼いてくれたシフォンケーキのことを思い出しました。
 それはとても柔らかで、しっとりしていて、見た目よりもずっと繊細な味のケーキでした。これだったら宅急便で送ることもできるし材料も作り方もそう難しく無い幅広い年齢層に合いそう(ちなみにママの手のお客様には最高92才のファンの方がいらっしゃいます)
バリエーションもきくし、何よりも卵をたくさん使うので、味に特徴がでるのでは・・と思いました。
さっそく家に戻ってまず卵の味比べをしました。
 2種類の卵をお皿にポンと割り入れた時、あれ?と思いました。伏見の卵は黄身の色がオレンジがかったとても濃い色で見るからにおいしそうでした。方や、あかねちゃん卵は
黄身の色がうすく、レモン色に近い黄色をしていました。
 この2つをご飯にかけて、おしょうゆも何もつけずに食べてみると黄身の色の濃い卵の方が味も濃く、おいしく感じました。この時点で、ケーキに使った時どちらが美味しくできるか、もう想像がついてしまいました。

 とりあえずシフォンケーキを焼いたのですが、お皿に取り出した瞬間"えっ!"と思いました。あまり期待して無かったあかねちゃん卵で焼いたケーキから、何とも言えない卵の良い香りがフワァーーッと漂ってきたのです。もう一つの方とは比べものにならないくらいに鮮烈でした。驚きつつケーキを切ってみて、またまたビックリ。
あれほど濃い色の卵を使った方のケーキの色が薄く、逆にあれだけたよりなげな色をしていた"あかねちゃんたまご"のケーキはとても鮮やかな黄色に仕上がっていました。
香りと言い色といい、まったく私たちの予想に反していました。

そしてケーキを口に入れた時のあの感動!!!

やさしい卵の味が口いっぱいに広がって、おいしいと一言で表現するよりも、どこか懐かしくて、あたたかで、とても幸せな気分になれるケーキでした。食べた後に自然と笑みがこぼれるような、そんな味のケーキに出会ったのは私も主人も初めてでした。

 その後も、こだわりの卵といわれるものを取り寄せたり、何種類もの卵を使って焼いてみましたが全てあかねちゃん卵のケーキ以上の物は出来ませんでした。
そして牛乳についても、地元滋賀県信楽(しがらき)にある山田牧場さんで作られている低温殺菌牛乳が卵の味と香りを引き立ててくれるベストパートナーだということを何回も試作をする中で確信しました。
"これだ!"という味に出会えたことが嬉しくて、材料を仕入れている酒屋さんと卵を作られている保田さんへ、それぞれケーキを焼いて持って行き試食していただきました。そのときはまだ商売として具体的に進めようというところまではいかず、ただ美味しく出来たケーキを誰かに食べてもらいたくて「おやつにどうぞ」という感じで友人や知り合いに焼いては配っていました。
まさかこの出来事が"ママの手"の正式オープンのきっかけになるとは思いもしませんでした・・・。。。第3話へ続く。。。

ママの手シフォン 誕生秘話? 第3話

 "あかねちゃん卵"を作られている「たまごのYASU」のご主人、保田さんから家にTELがかかってきました。
おやつにと、酒屋さんを通じてシフォンケーキを渡した次の日でした。

「はじめまして、"たまごのYASU"の保田といいます。 実は昨日いただいたケーキをですね、私あまり甘いもんは食べないんで家に持って帰って置いとったんですわ。そしたら、うちの子がそれを見つけて食べて"お父さん!!これどうしたん???"とびっくりして聞いたんで、何ごとかと私も一口食べてみたんですわ。
 いやー卵の香りといい、口の中でフワーッと、とろけましたわー。
ぜひ、このおいしいシフォンケーキをずっと作られるようがんばってくださいな。もし私にできることがあったら何でも協力させてもらいまっさかいに・・・」・・・と、とても嬉しい激励の内容でした。

 その後、保田さんの鶏舎を見学に訪れ、直接色々なお話を聞いたりする中で、"食べる"ということについて"身体に安全なものか"、"本物であるか"ということに、とてもこだわりを持って熱心に研究しておられるご主人だということが伺えました。
 それは、鶏のエサや飲み水にこだわっておられることからもよく表れていました。("おいしさのひみつ"のページを是非みて下さいネ)
また、自宅で正式に商売として始める場合、色々と分らないことや不安に思っていることを話をすると保田さんは卵の仕入れ先である一軒のお店を紹介してくださいました。 そこは、元ホテルの総料理長をされていたご主人が自宅を改装して始められたレストランでした。

 早速、主人と二人でお店を訪ね、ご主人や奥様に話を聞いたり相談にのっていただいたり・・・
 はじめは、ホテルの総料理長をされていた方に私たちのような素人の話を聞いてもらえるのだろうかと不安でしたが。厨房まで見せていただき、とても気さくに、親身になって相談にのってもらえ、"もしかしたら私たちにもできるかも知れない"と希望の光が見えてきました。

ママの手シフォン 誕生秘話? 第4話

 レストランをしておられる御夫妻に「営業の許可をとるためには、地域の管轄の保健所へ一度相談に行けば良い」ということを教えて頂き、とりあえず行くことにしました。
 数日後、双子をのせたベビーカーを引いて保健所に乗り込み?ました。はじめは「こんな小さい子を連れて、この奥さんは一体何を始める気?」という雰囲気が漂っていたのですが、まめに何度も足を運んで質問したり、相談をしているうちに顔も覚えてもらい、親身になって話を聞いてもらう事が出来ました。運良く応対して頂いた方が若い女の方だったので、余計に気持ちが楽でした。
 自宅を改装して営業許可の申請をし、検査、そして正式に許可証を受け取る迄の約1カ月間は、あっと言う間の出来事に感じました。
 待つ間、「いよいよ夢の第一歩が始まるんだ」という嬉しさと「本当にやっていけるかな」という不安が入り混じった気持ちでしたが実際に許可証を手にした時に「これを掲げるからには中途半端な気持ちで仕事をしてはいけないんだ」という責任感で身の引き締まる思いでした。
 こうしてお陰さまでママの手は沢山の方々に支えられ、助けられて無事1周年を迎えることが出来ました。めでたしめでたし。
(この秘話は2001年に書いたものです)

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